著：渡辺啓助（渡邊啓助）氏の貴重本『砂漠の地下廊』など絶版小説などをお売りいただきました！

こんにちは。

古本出張買取専門店のよつばです。

今回は渡辺啓助氏の貴重な絶版小説の初版本『砂漠の地下廊』など絶版小説系をお売りいただきましたので、簡単にご紹介させていただきます。





渡辺啓助氏は元々中学校の教師をされており、その時の教え子になんと中薗英助氏がいたことでも有名です。「幻影城」のイラストを描いた渡辺東氏は娘、「新青年」の編集部に所属していた「渡辺温」は実弟だそうです。大学在学中には実弟・渡辺温氏と共に「江戸川乱歩」名義で「エドガー・アラン・ポー」の翻訳をされたり、当時の人気俳優「岡田時彦」氏のゴーストライターをしたりされており、早くから小説の世界で活躍をされていたようです。2001年には満100歳を迎えた際には「渡辺啓助100歳記念展」を開催されましたが、残念ながら翌年に肺炎でお亡くなりになりました。戦前の探偵・推理小説界を知る貴重な存在で最後の生き証人とされていました。

このような戦前の小説などは貴重な物も多く古本としても価値が高いものも多いのですが、一般的にはやはり昭和40年代～の小説をお売りになる場合が多いです。ですがその中の1冊だけにこのような本が混じっているケースや、上述した年代でも価値のあるものもあるためご売却の際には目利きによって掘り出すことが必須となってきます。そのためご処分をお考えのかたは是非一度当店までご相談くださいませ。

出張費用や査定費用などの名目でお客様から金銭を頂戴することは一切ございませんので、どうかお気軽に買取・買受のご相談をお待ちしております。

それでは失礼いたします。