ヴァルター(ワルター)・ベンヤミンの遺稿『パサージュ論』など哲学・思想関連の書籍を買取いたしました。

こんにちは。

専門書・古書・古本出張買取専門店のよつばです。

今回はヴァルター・ベンヤミンの遺稿である『パサージュ論』の岩波現代文庫版全5巻をお売り頂けましたので簡単にご紹介いたします。

パサージュ論 ヴァルター ベンヤミン

著者であるヴァルター・ベンヤミンはドイツの哲学/思想家・文芸/社会批評家として1920年頃から1940年頃まで活動していた人物で、有名なプルーストの『花咲く乙女たちのかげに』やボードレールの詩集『巴里風景』を翻訳出版した翻訳家としての側面を持っていたことでも有名です。ただし松岡正剛氏によれば『ベンヤミンの専門分野を指摘しないほうがいい』とされるぐらい活動内容の特徴を言いあてるのは難しいとされているので、前述した活動家としての側面はあくまでも一つの側面として捉えることが必要だと思います。

本書はベンヤミンが1927年頃から亡くなるまで、パリの街並みにあるパサージュについて膨大な引用・注釈・考察をした断片群のようなノートをまとめたものになっています。簡単に言うと上記のような感じになるのですが、松岡正剛氏によれば単に街並みの実見録などではなく『時代社会の言説と思想』という印象をも抱かせており、100年経った今日でも読まれ続けている理由は深い考察と内容を裏付けているように思います。

そんなパサージュ論ですが多くの関連書籍も出版されており、本書だけでなく関連書籍もお売り頂けると嬉しい書籍となっています。もちろん哲学書や思想書の買い取りも行っておりますので、ご処分をお考えの方は是非一度当店までご相談くださいませ。

出張買取のご依頼をお待ちしております。

それでは失礼いたします。

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