グスタフ・マイリンクの名作『ゴーレム』などをお売り頂きました!【埼玉県越谷市神明町】

こんにちは。
古書・古本買取専門店のよつばです。

今回は越谷市でグスタフ・マイリンクの『ゴーレム』など小説を多数お売り頂きましたので簡単にご紹介させていただきます。

グスタフマイリンク ゴーレム 1

著者であるグスタフ・マイリンクはオーストリア生まれで元銀行家という少し変わった肩書を持ち、神秘思想の影響を受けた小説家です。
30歳を過ぎてから小説家としての活動を始めているため作品はそこまで多くはなく、日本語翻訳されているものになると『ゴーレム』『緑の顔』『西の窓の天使』『ワルプルギスの夜』『ナペルス枢機卿(バベルの図書館12収録)(怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成収録)』の5作品だけとなります。
ナペルス枢機卿(怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成に収録)以外は全てが絶版となっており、古本としての価値が高いものばかりなのですが『ゴーレム』はkindleで電子書籍化されてしまったため残念ながら今後は安くなってくると予想されます。

本書の内容は怪奇幻想小説になると思いますが、内容もさることながら表現の仕方の素晴らしさにも特徴があると思っています。
翻訳家の今村孝氏の力もあると思いますが、文章がとても素敵な言い回し・表現が多く「素敵な表現だなぁ」と冒頭から感じるため世界的に評価されているのにも肯けます。

グスタフマイリンク ゴーレム 2

そんなゴーレムですが、上述したように電子書籍化されており買い取り価格を安くせざるを得ない状況となってきています。
グスタフ・マイリンクのほかの書籍はまだ電子書籍化されていないため買取価格はさほどかわりませんが、将来的に電子書籍化にはなると思われますので、もし手放すことをお考えのかたがいらっしゃれば、よろしければ当店まで出張買取のご依頼をお願いいたします。

それでは失礼いたします。

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