有名写真作家『細江英公』氏の写真集『おとこと女』をお売り頂きました!【千葉県松戸市矢切】

こんにちは。
よつば【Four-leaf-clover】の星野です28.gif

本日はある方の写真集をお売り頂いたのでご紹介していきたいと思います!
今回ご紹介するのはこの方、日本を代表する写真家『細江 英公』氏の写真集になります。

細江氏は日本の写真家の一人で、顕著な功績を挙げた者に与えられる勲章の一つ、「旭日重光章」を受章しております。
また、1957年に評論家の福島辰夫氏が主催する「10人の眼」展に参加し、その後1959年に展覧会をきっかけに写真家集団「VIVO」を共に結成します。

「VIVO」は写真家の川田喜久治氏、佐藤明氏、丹野章氏、東松照明氏、奈良原一高氏、細江英公氏のメンバーを中心とした写真家によるセルフ・エージェンシーになります。
この団体に参集した写真家たちは、50年代に極めて強い勢力を誇っていた「土門拳」氏を中核とする「リアリズム写真」に対抗し、表現を新たに切り拓いた「映像主義」的な写真を主張しました。
この活動により土門氏らが先行する世代を乗り越えていこうと奮起しました。

今回買い取りさせて頂いたこちらは、その活動中に発表した個展の写真集 『おとこと女』になります。
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中を見ていると載っている写真は全てモノクロで撮られていました。
少し不気味な雰囲気には思わず息をのみますが、なぜか見入ってしまう魅力があります。

その中でもやはり被写体の女性の力強い眼差しが印象的でした。
そして恐らく細江英公氏しか思いつかないであろう独特なカメラワークはとても新鮮で見るものを圧倒させますね。
IMG_1356 (2)    IMG_1355 (2)

このようなそれぞれの独特で個性的な作品は、日本写真界に衝撃と新風を巻き起こし、写真家として大きな評価を得ていくこととなります。
そしてVIVOは1961年に解散します。
しかし、わずか2年間ではありましたが、彼らの活動は日本の写真表現に多大なインパクトと影響を及ぼした集団として、今もなお伝説として現代に受け継がれています。

また今回ご紹介した写真集以外にも有名な作品として、日本の小説家であり評論家の『三島由紀夫』氏の裸体写真集「薔薇刑」や、秋田の農村を舞台に舞踊家の土方巽をモデルにした「鎌鼬」もございます。
これらはお売り頂けると非常に嬉しいものとなっておりますので、お売りの際などはぜひ一度当店までお気軽にお問い合わせください森ガール素材屋-もりがーる_めーる_はーと.gif

本日も最後までお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
それではまた次回お会いしましょう45.gif

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