こんにちは。
よつば【Four-leaf-clover】の星野です
今回は『藤井勉』さんの画集を店頭にてお売り頂いたので、そちらについてご紹介していきたいと思います
当店は基本的に出張買取・宅配買取のみとしているのですが、事前にお持ち込みの内容をお知らせくださったかたのご予約のみ承っており、今回2度目のリピーター様からの買取でした！
藤井勉さんは秋田県出身の日本の洋画家さんで、日本や国内外のパリなど各地で個展を開き活動していた方で、作風はリアルで繊細なタッチが特徴的な少女画や植物などの自然をモチーフにした絵画が多いです。
中でもやはり印象的なのが少女を描いたもので、その多くはご自身の娘さんを描いたものでした。
藤井勉さんには三人の娘さんがいらっしゃるそうで、幼少期の姿から大人になるまでの娘さんの成長を描いた作品が多く見受けられます。
どの作品も愛情に溢れていて、こんなふうに娘さんを描く藤井勉さんはとても素敵なお父さんですよね
こちらはそんな藤井勉さんの画集『藤井勉自選画集』。
一つ一つの作品を見てみると、背景などごちゃごちゃと細かく描き込まれたものは少なく、人物だけにスポットライトを当てていて、より人物の存在感を引き立たせたるような技法を使っている作品が多い印象です。
その中でも真っ先に目を奪われたのが、藤井勉さんの代表作でもある『寂』でした。
手を差し伸べたくなるような、声を掛けたら嬉しそうに笑ってくれる姿が想像できるような、そんな不思議な気持ちになる作品です。
どの作品も一瞬のふとした表情や動きなどその時の情景が非常に鮮明に描かれていて、ずっと見ていると少女の口が動きだして今にも喋りだしそうなそんな気がしてきます。写真のようで写真じゃないまた違った暖かさのある雰囲気はすごく惹きつけられるものがありますね
藤井勉さんの作品は現在、千葉県にある『ホキ美術館』などに収蔵されております。
ホキ美術館とは、保木将夫さんが選んだ日本の現代作家約60人による写実絵画などを収集・展示している美術館になります。
同じく女性画を描くことで有名な『森本草介』さんの絵画もここに数多く収蔵されております。
私もずっと気になってはいるのですが、未だに行けていないのでコロナが収まったらぜひ一度足を運んでみたいですね
今回ご紹介したような画集や風景写真集、技法書などの美術に関するものなども喜んで買い取りを行っておりますのでお売りの際はぜひ気軽にお問い合わせくださいませ
本日も最後までお読みいただきありがとうございました(*^-^*)！
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